釜炒り茶
木々が美しく色づき、寒さが深まる時季に合わせて、香り高く、希少な釜炒り茶をご用意しました。
釜炒り茶は、その名のとおり、茶葉を蒸さずに釜で炒ってつくられる緑茶。
戦国時代に中国から伝わったとされるその製法は、煎茶よりも古い歴史をもつそうです。
現在は主に九州の一部地域でつくられており、日本の茶生産量に占める割合はわずか〇.二%ほどと希少。
高温に熱した鉄釜で炒ることによって生じる、独特の「釜香(かまか)」と呼ばれる芳ばしい香りが特徴で、茶葉を真っ直ぐな形に整える工程がなく、勾玉のように丸まった形をしていることから、「釜炒り製玉緑茶」とも呼ばれます。
香り高く、すっきりとした渋味のある味わいは、果実や木の実を用いた味わい深い和菓子とも好相性。
熱めの湯で淹れていただき、紅葉を思わせる美しい黄金色の釜炒り茶を是非ご賞味ください。
おすすめの菓子:
柿衣、果実と木ノ実の道明寺羹、かりんとう